No.1はオニギリ。
『久しぶりに、
心がこもったご飯を
食べてるって感じがするわ♡』
中一の長男と二人の夕食。
うるさい妹と弟がいなかったからか、
ふんわりとした空気を、
彼は身にまとってた。
『ん?そう???』
ごく普通のご飯。
・五分づきのご飯
・アジの干物
・きゅうりの和え物
・枝豆
・昼に長男が食べ忘れてた
じゃが芋のお味噌汁に
豆苗を足して
カサ増しした味噌汁
なんやったら、
手抜きのつもりだったんですけどね。
そんな、手抜き和食の方が、
凝った料理よりも良かったってことか。
最近で言うと、
お父さん作の
揖保の糸の中華麺を使った
冷やしラーメン。
忙しい合間を縫って
これまたお父さんが作った
シーフードパエリア。
お父さんは、料理が大好き。
数年前『料理は科学。』
と断言したお気に入りのイタリアンの
シェフにも影響を受け、
ますます料理愛好家となった。
最近私が作ったのといえば、
頑張ったミートソースパスタ。
それから、
豆苗入り明太子マヨネーズパスタ。
パスタばっかりだ。
洋食はお父さんの担当だから、
私はいつもはあまり作らないんですけど。
この2つは、
頑張って考えて作ったかな。
ちょっと話がそれるそうだけど、
こないだランチしたお店で
デザートの後に出てきた
小さなお菓子の盛り合わせ。
綺麗だったし可愛かった
芸術的だね。
『料理は芸術!』
そう言う人もいそうだな。
大学で立体造形を専攻してた
お父さんの料理の盛り付けは
それに近いかも。
長男に言われた一言で、
いろんなことを思い出し、
今朝はお弁当用に
固い木綿豆腐の豚肉巻きを
『心をこめて』作ってみた。
ひと手間を惜しまずに作ると、
我ながら美味しくできた!
長男いわく、
『もしかしたら和食やと、
心がこもってるように感じるんかも。』
『料理を美味しく作ることを
考えながら作ったものよりも、
食べてくれる人を考えて
心をこめて作ったものの方が
なんか美味しく感じるんやんな。』
『どんな人が作ったものでも、
心がこもってるかこもってへんか、
わかるもんやな。』
となると、、、。
オニギリ作りを覚えたてで、
「お父さんに食べさせてあげたい。」
と、今日の夜の出張からの帰りを待つ
末っ子君の作品の美味しさは、
誰にも負けないかもしれない。