Yogini愛の天然生活

かざらない、そのままの自分にぴったりフィットする言葉をつづります

TOBE YOGA ワークショップ 2019.3.23 開催レポート

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 相変わらずTOBE YOGAは目の覚めるような時間でした。TOBE YOGA に参加する度に、現実に立ち戻るような感じがします。心と体は一つだと実感するんです。
 
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TOBE先生の紹介
 

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 TOBE先生は、1994年にミャンマーの僧院で瞑想を学んだのをきっかけに心と体の探究をはじめました。その後、ヨガに出会ってからは、ヨガの学びのためインドを訪れ、計70ヶ月間に渡ってアイアンガーヨガを中心に様々なスタイルのヨガを学ばれました。
 
 約10年間、東京で[ TOBEYOGA ]を開講。現在は福岡を拠点に、東京・千葉・大阪・神戸などでも、運動学・解剖学に基づいたヨガポーズのアライメントの指導者育成のための《 SYA アーサナアライメント指導者養成コース 》 を展開されています。


 難しいことをわかりやすく、簡単に見えることを深く掘り下げて、大切に伝えたいことをユーモアたっぷりに、TOBEワールドに導いてくださいます。 

 
 
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TOBE先生からのメッセージ
 

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 私たちの日頃の生活の中でブロックされてきているカラダの流れ(血流、呼吸、神経作用、エネルギー)それらを保ち、促し、活性させていくためにヨガのアーサナというものがあります。ハタヨガを代表する行法です。それは一般的にポーズと呼ばれていますが、そのポーズの持つポテンシャルを最大限に引き出すための繊細な姿勢のコントロールをしていくのが「ヨガアーサナのアライメント」というものです。
 
 今回も、それぞれのアーサナの持つ効果を体感しヨガに対する深い学びと共に、最後にはリラクゼーションと再生にアクセスしていきます。皆さまがいつも以上にアーサナの質を高め、更に深いヨガのステージへと入っていけるよう「健やかで楽しい時間」というテーマのもとにシークエンスを作りました。

 柔軟性を追い求めるものではありません。初心者の方も安心してご参加いただける内容です。他人と比べず、以前の自分と比べず、どうぞ静かなカラダとマインドでそれぞれの瞬間をお過ごしください。
 
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ワークショップの内容
 

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 今回のワークショップでは、3つのアーサナを2時間半かけて、丁寧に解説してくださいました。プロップス(ブロックやベルトなどの道具)を使い、アーサナのアライメントを部分毎に深めるワーク。効果的なアジャスト(適切なアライメントへ導くための手助け)法の体験。グラウンディングする(重心が安定して地に足ついた状態にする)ための体の使い方や意識の向け方の実践。隅々まで使った身体組織を、最後は完全にリラックスさせる体験。たった3つのアーサナですが、盛り沢山の気づきと学びがつまった時間でした。
 
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マルマヨーガへつながる気づき
 
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 少し話が変わるようですが、私は数年前からマルマヨーガに惹かれて、創始者の伊藤武先生から学んでいます。マルマヨーガの講座をしたり、今ではマルマヨーガのレギュラークラスもしています。
 
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 『マルマヨーガ』とは、マルマを用いた古典的ハタ・ヨーガを復元したもの。『マルマ』とは、人間の全存在に共通して働くツボのようなものです。人間の全存在とは、粗大身(肉体)・微細身(呼吸やプラーナのエネルギー)・原因身(魂とよばれるようなもの)を意味します。

 インド古来の武術にマルマの知識は継承されています。強い打撃を与えると生命にダメージを及ぼし、優しくケアすると傷ついたマルマを癒すことができる。『断末魔』の末魔の語源がマルマなのです。

 プラーナ(=気)の表すものの核となるのは、『大いなるものから与えられた呼吸(=生命)というイメージ』。プラーナの源は、太陽の光でもあります。地球上の物質に生命を吹き込んでくれるのが太陽の光です。身体内を流れる風の要素である呼吸に、そのプラーナの光のイメージをのせて、身体の重要な場所であるマルマに流してゆくのです。
 
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 TOBE YOGAワークショップの体験を通して、あらためてマルマヨーガは高度なヨガだと思いました。マルマやナーディ(プラーナの通り道)に集中してプラーナを流していく際に、身体を細部まで操れることや、繊細な身体感覚への気づきがあることが必要条件です。アライメントを適切に深めていくことによって、プラーナは確実に流れやすくなる。マルマヨーガの可能性も広がっていくはずだと思うと、ワクワクしてきました。
 
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TOBE先生との会話からの学び
 

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 ワークショップの前後は、TOBE先生とゆっくりお話する時間がありました。初めて知って驚いたのは、TOBE先生はヨガのレッスンを週に2回しかされていないことです。その2回のレッスンのために、多くの時間を使って綿密に計画を立てているそうです。それなのに当日は、その場にいる生徒さんに合わせて臨機応変に内容を変えてしまうとのこと。
 
 今の私に最も響いたのは「もっと良い方法があるはずだと思い、日々自分の体を使って探究を続けている。皆んな新しいことが好きだから、レギュラークラスでは毎回違うことをして楽しんでもらえる工夫をする」という言葉でした。
 
 自分に置き換えてみると…..。私もこれからTOBE YOGAワークショップで学んだことを自分の体で実践していきますが、ただ同じことをリピートしているだけではダメ。それを消化して自分のものにしてから、私自身の体験を通して学んだことを、私にしか語れない言葉にして、それから初めて人に語る。肝に銘じました。
 
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御礼
 
 改めまして、福岡からお越しくださったTOBE先生、ご参加くださった皆さま、ワークショップの開催にご協力くださった皆さまに心から御礼申し上げます。TOBE先生、次回TOBE先生が京都に来てくださる日を楽しみにお待ちしています。
 
 
 
 

 

 

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  Yogini Ai
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