言葉のヨガの一番大切なところ 〜言葉と言葉のあいだ〜
『言葉のヨガ』を創造しています。日々新しいアイデアとの出逢いに心踊らせている私。今週の言葉のヨガ〜ONLINE〜は『内観のための文章』がテーマ。
私は以前マーケティングのためのライティングを練習したことがあります。本格的に教わった訳ではなく手探りだったこともあり苦戦しました。
今は読み手を意識したわかりやすい文章を心がける程度で書くことがほとんどですが、それでもなかなか筆がすすまないと感じる時があります。専門分野の話を知らない人にもわかりやすく説明するように書く時です。そういう時は自分の『仕事』や『役割』を意識して書いていると思います。『社会とつながる』ためにはそんな文章も書けると良いですね。
言葉のヨガは文字通り言葉を使ったヨガなので、まずは『自分とつながる』ための文章を書けるようになってもらいたいと考えています。それが内観のための文章です。
『社会とつながるための文章』と『自分とつながるための文章』。この二つを対比させながら、自分の素直な想いを文字にしてあげることを楽しんでみようと思っています。
では、ONLINEクラスをはじめてからリピートしてくれている素敵なYoginiの感想をご紹介します。
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言葉のヨーガではアウトプットする時間がある
アウトプットとなると一気に他者目線の
自分が生まれてくるから不思議だ
私はこういう人間だと言いたい自分と、
あまりみられたくない自分と、
こういう角度でみてほしい自分と、
恥じらいと自惚れと、
傷つきたくない自分と、
謙遜する自分だ
アウトプットする自分と等身大の自分が
だんだん一致してくると
心の揺さぶりや葛藤がなくなり、
他者目線の自分が気にならなくなってくる
等身大の自分が文字をとおして表現できると
心に自由度が増し、
自己愛と好奇心の芽がでてくるのだ
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こういう文章は、内観による気づきを言葉にしたものですね。例えば、この方を知らない人にもこの気づきについてより詳細に伝えたい場合は、人となりがイメージできるような装飾も必要になってくると思います。言葉のヨガにもっと興味を持ってもらいたいと思えば、言葉のヨガはどんなことをするのか具体的に説明すると、より興味が湧くと思います。けれども内観のための文章では、そこまで考える必要がありません。
それよりも自分の奥にある「好き・嫌い」「快・不快」などの感覚を丁寧に見つめてあげることです。その感覚とつながっている文字は、人にはどんなにわかりにくくても、自分にとって大切なもの。言葉と言葉のあいだ。それが、言葉のヨガの一番大切なところ。