〜コロナ時代をストレスなく生きる〜 ヨガとアーユルヴェーダの眼鏡をかけて、土に触れる暮らし
ある人から、印象的な言葉を聞いた。
「(コロナがきっかけで)大地にかかわってなにかをつくりだすこと以外に興味がなくなってきた」と。
数週間前だったと思う。その言葉が私の頭の中でずっとリフレインしていたんだけど、私なりに意味が理解できてピタッと止んだのがちょうど今朝のこと。大地にかかわってなにかをつくりだすこと。それを通して、この世界の仕組みを体で感じることができるんだ。
*
私を、この気づきへと導いたできごとの一つ目は、太陽熱を利用したコンポスト ”ヒッポ” との出逢いだ。”ヒッポ” は、太陽の熱を利用してコンポスト内の温度を高く保ち、乾燥・発酵させながら、生ゴミを腐敗させることなく素早く堆肥に変えていく優れもの。間伐材など素材にもこだわり環境負荷を少なくするように考えられている。
初めて ”ヒッポ” を見た時、その中の温かい土に触れて、『土』が可愛いなと感じた自分に驚いた。なぜ私をこんな風に思わせてくれるんだろう。10月に京都トコ会館で、”ヒッポ” 作りのワークショップを開催することになっている。
ヨガ的な生き方と、自然との共生を、身近な人たちと一緒に、実践する。背伸びしつつも、今まで私が遠くに見てきた目標がこれだ。ちょっとだけ、それが視界にはいってきた喜びとワクワク。
*
二つ目は、アーユルヴェーダとの出会い直しだ。
以前にも、アーユルヴェーダの基礎理論から薬学までを学んだんだけど、どうも自分にはしっくりきていなかった。それが、この半年間学び直していた講座の先生や仲間とのご縁がきっかけで、アーユルヴェーダを通して、ヨガ・土に触れる暮らし・コミュニティ・健康など、私にとっての重要なキーワードの全てが統合され、深く深く私のココロが頷いた。今まで難しく感じて敬遠しがちだったアーユルヴェーダの智慧が、とても身近で親しめるものに変わった。
インドのアーユルヴェーダは、『生命の科学』と呼ばれ、『AYUS=生命・寿命』と『VEDA=知識・真理』の2つの言葉から成る。5000年の歴史をもつ、世界の様々な医学の源流だ。
昔の人々は、この世界を丁寧に丁寧に観察し、その仕組みを明らかにしていった。幹の部分を辿っていくと、その発想はとてもシンプル。私たちの身体も、外の世界も、すべて5つの元素(地・水・火・風・空)で構成されている。そして、この世界で起きる現象の元となるエネルギーは、3つに分類することができ、その3つのエネルギーもすべて5つの元素(地・水・火・風・空)のかけあわせだと見ることが出来る。
自然界や自分を取り巻く環境に、その3つのエネルギーを見て、その中でうまくバランスを取りながら生きる工夫。自分自身の心や身体の状態に、その3つのエネルギーを見て、食べるものや生活の仕方でバランスを取って生きる工夫。大地とかかわって何かをつくりだしてみると、それが見えるようになるんだと思う。そしてそれが理解できてくると、自分らしく生きることと、自然と共生することが、つながりはじめる。
*
ヨガとアーユルヴェーダの眼鏡をかけて、土に触れる暮らし。どちらも、とてもシンプルなこと。外側の世界も、一人一人の命も、すべて同じもので構成されている。
ヨガは、この世界を映す心の仕組みがどうなっているのかを理解し、心とうまくつきあって幸せに生きるための方法。
アーユルヴェーダは、この物質世界の仕組みがどうなっているのかを理解し、体の健康を保って幸せに生きるための方法。
ヨガは、見えない心やエネルギーを扱い、アーユルヴェーダは、物質的な体・食物・環境などを扱う。二つは姉妹関係にあり、厳密な境目はあるようでない。
土に触れる暮らしを通して、知識が消化され、心の栄養になっていくだろうと思う。そんな風に、生き方や暮らし方に直結するものとして、これからもヨガやアーユルヴェーダを学んでいきたいし、私の心に消化されたものをお伝えしていきたいと思う。
今回は、抽象的なことばかり書いてしまいました。
最後まで読んでくださった方はかなり物好きで、優しい方だと思います。
ありがとうございました。
「(コロナがきっかけで)大地にかかわってなにかをつくりだすこと以外に興味がなくなってきた」と。
数週間前だったと思う。その言葉が私の頭の中でずっとリフレインしていたんだけど、私なりに意味が理解できてピタッと止んだのがちょうど今朝のこと。大地にかかわってなにかをつくりだすこと。それを通して、この世界の仕組みを体で感じることができるんだ。
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私を、この気づきへと導いたできごとの一つ目は、太陽熱を利用したコンポスト ”ヒッポ” との出逢いだ。”ヒッポ” は、太陽の熱を利用してコンポスト内の温度を高く保ち、乾燥・発酵させながら、生ゴミを腐敗させることなく素早く堆肥に変えていく優れもの。間伐材など素材にもこだわり環境負荷を少なくするように考えられている。
初めて ”ヒッポ” を見た時、その中の温かい土に触れて、『土』が可愛いなと感じた自分に驚いた。なぜ私をこんな風に思わせてくれるんだろう。10月に京都トコ会館で、”ヒッポ” 作りのワークショップを開催することになっている。
ヨガ的な生き方と、自然との共生を、身近な人たちと一緒に、実践する。背伸びしつつも、今まで私が遠くに見てきた目標がこれだ。ちょっとだけ、それが視界にはいってきた喜びとワクワク。
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二つ目は、アーユルヴェーダとの出会い直しだ。
以前にも、アーユルヴェーダの基礎理論から薬学までを学んだんだけど、どうも自分にはしっくりきていなかった。それが、この半年間学び直していた講座の先生や仲間とのご縁がきっかけで、アーユルヴェーダを通して、ヨガ・土に触れる暮らし・コミュニティ・健康など、私にとっての重要なキーワードの全てが統合され、深く深く私のココロが頷いた。今まで難しく感じて敬遠しがちだったアーユルヴェーダの智慧が、とても身近で親しめるものに変わった。
インドのアーユルヴェーダは、『生命の科学』と呼ばれ、『AYUS=生命・寿命』と『VEDA=知識・真理』の2つの言葉から成る。5000年の歴史をもつ、世界の様々な医学の源流だ。
昔の人々は、この世界を丁寧に丁寧に観察し、その仕組みを明らかにしていった。幹の部分を辿っていくと、その発想はとてもシンプル。私たちの身体も、外の世界も、すべて5つの元素(地・水・火・風・空)で構成されている。そして、この世界で起きる現象の元となるエネルギーは、3つに分類することができ、その3つのエネルギーもすべて5つの元素(地・水・火・風・空)のかけあわせだと見ることが出来る。
自然界や自分を取り巻く環境に、その3つのエネルギーを見て、その中でうまくバランスを取りながら生きる工夫。自分自身の心や身体の状態に、その3つのエネルギーを見て、食べるものや生活の仕方でバランスを取って生きる工夫。大地とかかわって何かをつくりだしてみると、それが見えるようになるんだと思う。そしてそれが理解できてくると、自分らしく生きることと、自然と共生することが、つながりはじめる。
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ヨガとアーユルヴェーダの眼鏡をかけて、土に触れる暮らし。どちらも、とてもシンプルなこと。外側の世界も、一人一人の命も、すべて同じもので構成されている。
ヨガは、この世界を映す心の仕組みがどうなっているのかを理解し、心とうまくつきあって幸せに生きるための方法。
アーユルヴェーダは、この物質世界の仕組みがどうなっているのかを理解し、体の健康を保って幸せに生きるための方法。
ヨガは、見えない心やエネルギーを扱い、アーユルヴェーダは、物質的な体・食物・環境などを扱う。二つは姉妹関係にあり、厳密な境目はあるようでない。
土に触れる暮らしを通して、知識が消化され、心の栄養になっていくだろうと思う。そんな風に、生き方や暮らし方に直結するものとして、これからもヨガやアーユルヴェーダを学んでいきたいし、私の心に消化されたものをお伝えしていきたいと思う。
今回は、抽象的なことばかり書いてしまいました。
最後まで読んでくださった方はかなり物好きで、優しい方だと思います。
ありがとうございました。
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Yogini Ai
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Yogini Ai
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